めがねぱぱ

2 分

SDS わかりやすく伝える世界一シンプルなテンプレート

最終更新: 2020年12月23日

SDSとは

SDSは「分かりやすく伝える」のに適しており、記憶に残りやすい文章法です。
 
SDSの構成は以下のようにめちゃくちゃシンプルなものになります。

  1. Summary(全体の概要)

  2. Details(詳細の説明)

  3. Summary(全体のまとめ)

SDSは事実を簡潔に伝えるのに適した文章法

SDSの特徴は聞き手や読み手に負担を強いらないことです。
 
文章の構成が非常にシンプルで、概要→詳細→概要と、一つのテーマを「粒度」を変更して複数回説明する内容だからですね。

PREPが物事を分かりやすく【説明】するのに適していることに対し、SDSは【事実】を分かりやすく伝えることに強みがあります。

SDS法を利用した例文

短期で転職を繰り返すデメリットをテーマに例文を作ってみます。

  1. Summary(全体の概要):短期間で転職を繰り返すことは将来的なリスクが大きい

  2. Details(詳細の説明):根拠や理由など詳細を説明する

  3. Summary(全体のまとめ):転職を考えるのであれば、中長期的なキャリアアップや収入アップの観点から転職活動を検討することをお勧めします。

以上を文章化すると、たとえば以下のような内容になります。

---------------
 
就職して短期間で退職し、その後何度も転職を繰り返すことは、中長期的に見た場合、キャリアに対するリスクが高くなります。
 
20代の転職活動ではそれほど問題になることはないかもしれませんが、3,4度と転職を繰り返すことで、転職活動中に「問題解決能力が低いのでは」「自己理解ができていないのでは」「継続力に乏しいのでは」といったマイナス評価を会社側から受ける可能性が高まります。何よりキャリアやスキルの一貫性を失い、30代で低収入の仕事にしか付けなくなるリスクが高まります。転職そのものは間違った選択ではありませんが、中長期的なキャリアアップや収入アップの観点から転職活動を検討することをお勧めします。
 
---------------

概要からまとめまで、伝えている内容自体は同じですが、粒度を調整することで伝わりやすくなります。物事を端的に伝えたい場合や短いスピーチにお勧めです。

SDS法は、物事を端的に伝えたい場合のテンプレートです。

分かりやすく伝えることは、プレゼンテーションやセールスレター、企画書、メールなど、様々な場面で必要とされるので、テンプレートとしては万能選手と言えるでしょう。