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  • 執筆者の写真めがねぱぱ

NLPのチェインプロセス│目標を達成するための成功体験ワーク

手に入れたい結果、達成したい目標を、すでに手に入れたように感じることができるのだとしたら、良いと思いませんか?その方法を知りたいですよね。


少し、無謀に思えるような目標を、「できて当たり前」と感じ、モチベーションを高めて楽々と行動することが出来るなら、その方法を実践したいですよね。


その方法とはNLPのチェインプロセスです。


NLPのチェインプロセスとは何なのか。


それは、未来に設定したゴール状態を、何度も体感することによる目標達成のための加速的成功法です。


ゴールに至るプロセスをイメージして、何度も体感することで、ゴール状態を前もって確信し、「できて当たり前」の状態に心身を変容させるNLPの目標達成ワークです。


チェインプロセスの神髄は“体感”です。

ゴールに至るプロセスを、心の中でイメージするにとどまらず、体を動かし、それが現実に起こっているかのように感じながら、何度も何度も成功体験を繰り返し経験します。


人間は達成可能かどうかという判断基準を過去の経験から作り上げます。10kmを走った経験があれば「自分は10kmを走れる」と信じることが出来ますが、フルマラソンへの挑戦には不安が付いてまわる、と考えるとわかりやすいですね。


チェインプロセスを実践し、目標達成を繰り返し体感することで、「できて当たり前」の状態を強化し、達成する喜びを感じ取り、モチベーションを高めることが可能になります。


自分に対するポジティブな宣言「アファーメーション」と「体感」を同時に経験する強力な目標達成のためのNLPのワーク。それがNLPのチェインプロセスです。


チェインプロセスの手順


1.アウトカム(望ましいゴール、手に入れたい結果)を設定する


NLPでは手に入れたい結果をアウトカムと呼びます。

出来るだけ具体的に鮮明にイメージしながら、アウトカムを言語化します。


【例】

一年後、今の売り上げの10倍を達成し全国一位の営業になる。

半年後、15キロのダイエットに成功する。


2.タイムラインをイメージする


NLPでいうタイムラインとは時間の流れを映像化したイメージです。

時間は直線、もしくは曲線状に描かれた「タイムライン」と呼ばれる線の上に位置情報として整理されます。


3.アウトカムにつながる中間位置を3つ作る

アウトカムをイメージし、そこにつながるイメージで、タイムライン上に3つの中間位置を設定します。例えば、一年後に達成したいアウトカムなら「3か月後」「半年後」「9か月後」を中間位置として設定します。


中間位置を設定することで、目標達成までのプロセスを具体的にイメージすることができます。具体的で臨場感が伴うイメージほどチェインプロセスで体感する成功体験をリアルなものにすることが出来ます。


4.メタアウトカムを設定する


次に、アウトカムを達成することで得ることが出来る効果を設定します。NLPでは、アウトカムを達成することで得られる効果を、メタ・アウトカムと呼びます。


メタアウトカムを明らかにすることで、アウトカム達成へのモチベーションと行動力を高めることが出来るようになります。例えば、「自信に満ち溢れ、自分のことを今よりずっと好きになっている」などです。


先に例として挙げたアウトカムと組み合わせると


■アウトカム

半年後、15キロのダイエットに成功する


■メタアウトカム

自信に満ち溢れ、自分のことを今よりずっと好きになっている


となります。


5.繰り返し体感する


タイムライン上に設定した「現在」「中間点1」「中間点2」「中間点3」「アウトカム」「メタアウトカム」それぞれの位置に立ち、五感を使ってイメージを言語化します。


五感を使ってイメージするとは、「何が見えるか」「何が聞こえるか」「何を感じるか」をそれぞれ言語化することです。


なんとなくイメージするのではなく、今まさにそこで体験しているように、出来るだけリアルに、イメージの中に自分を置いて、自分の目で見て、聞いて、感じることがチェインプロセス成功の秘訣です。


  1. 現在の位置に立ち「現状」を言語化する。

  2. 未来に向かって4歩あるき、アウトカムを達成した位置に立ち、目標を達成したアウトカムを五感を使って言語化する。

  3. 現在の位置に戻って、「現状」をもう一度、五感を使って言語化する。

  4. 一歩踏み出し、「中間点1」の位置に進み、どのような状況なのか、どんな変化が起きているのかを五感を使って言語化する。

  5. 更に一歩踏み出し、「中間点2」「中間点3」でも同様に、状況や変化について言語化する。

  6. アウトカムの地点まで進み、目標達成の瞬間を全身で充分に感じ取り、五感を使って言語化し、その時の心身の状態をアンカリングする。

  7. 更に一歩進んでメタ・アウトカムの位置に進み、体感したことを五感を使って言語化する。

  8. 現在の位置に戻り、無言で現状を体感する。そして、「中間地点1」「中間地点2」「中間地点3」「アウトカム」「メタアウトカム」と順番に進み、それぞれの位置で無言で体感する。これを、現在からメタアウトカムまでをチェーンでつなげるようなイメージで3~5回繰り返す。

  9. 最後にアウトカムの位置で充分に全身で体感し、アンカリングする。

  10. 現在の位置に戻り、アウトカムへのイメージがどのように変化したかを確認する。


クライアントに、チェインプロセスを体験した感想を聞くと、多くの人が「目標に対するハードルが下がって楽に達成できそうな気になった」とか「すでに達成しているような気になっている」とか「具体的な行動がイメージ出来て気持ちが楽なった」などの変化を口にされます。


なぜ、NLPのチェインプロセスは効果を出せるのか?


チェインプロセスが目標達成のためのワークとして効果的である最大の理由は、達成することで得られる影響までを含んだ目標を具体的に言語化して設定し、現在からそこに到るまでの具体的なプロセスまでを、言語化してイメージし、体感することができるということです。


チェインプロセスは、何度も成功体験を繰り返すことで、成功のイメージを強烈に身に付けることが出来るようになり、目標に向けての自信と行動力を飛躍的に高めることが出来るようになります。未来の成功をリハーサルして体感するワークということです。


また、目標やプロセスを五感を使って言語化することにより、現状との乖離と課題が明確になり、現実的な対処方法を検討しやすくなるため、目標を達成しやすくなります。


日々、継続的にチェインプロセスを実践す

ることで、変化する状況を確認し、目標達成に必要な具体的行動や修正すべき事柄についても明確になり、素早く柔軟に対応すことが出来るようになります。


こうした理由から、チェインプロセスを実践することで、期限内に目標を達成できる確率を格段に上げることが可能となるのです。



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