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執筆者の写真めがねぱぱ

地図は領土ではない

地図は領土ではない (The map is not the territory)

NLP(神経言語プログラム)の前提と して有名なこのフレーズはアルフレッ ド・コージブスキーが一般意味論のな かで提唱したもので、ゲシュタルト療 法、論理療法などにも影響を与えてい ます。 例えば駅から自宅までの道のりを想像 してみてください。 家族であれば全員がその道のりをイメ ージできます。 実際に駅から考え事をしながらでも、 ごく自然に自宅にたどり着くこと が出来るでしょう。 では、「駅から自宅までの地図」を書 いてみてください。 それぞれが全く違った地図を描くので はないでしょうか。 お店や郵便ポストが地図上に描かれた 詳細な地図を描く人、単純な直線の組 み合わせで表現する人、ルートを示す 道路だけで地図を描く人・・・。 航空写真で撮影された「駅から自宅まで」

のルートが領土とするならば、 私たちは経験や知識によって作り出さ れた自分独自のフレームによって領土 を地図に変換しています。 そしてその地図は私たちのフレームの 違いによって一人ひとり異なるものに なっています。 私たちは世界を直接体験することはで きず、何らかの抽象化が介在すること によって独自の世界観をそれぞれが持 っています。 同じことを体験しても、それぞれが持 つフレームの違いから、その体験の意 味が異なるのです。 嵐の中のキャンプを経験した人が「ひ どい経験をした」と認識するのか、 「エキサイティングでワクワクした」 と認識するのかもフレームの違いから 起こる地図の違いによる現象です。 「話がかみ合わない」、「理解しても らえない」などのコミュニケーション の問題も、地図の違いから起こってい ることが多いと考えられます。 私たちひとりひとりが異なる「地図」 を持っています。 その数だけ、考え方や、認識の違いが 生まれます。 何が正しいとか、何が効果的な方法な のかも、違います。 相手の地図を理解しすること。 コミュニケーションの基本はここから 始まります。 私たちは独自のフレームによって作ら れた地図の世界を生きています。 豊かな人生をイメージするめのフレー ムも、不安と猜疑心に満ちた人生をイ メージするフレームもプログラムとし てみた場合は同じ構造をしています。 そして、自分で作った地図は望みさえ すれば、変化させることが出来るのです。 NLPはその方法を教えてくれます。



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