top of page
  • 執筆者の写真めがねぱぱ

NLP用語集

         


【 あ 】


アイ・アクセシング・キュー(EYE ACCESSING CUES)

視覚、聴覚、体感覚と時間軸にアクセスする際に起こる眼の動きのこと。五感×時間(過去・未来)のどの部分にアクセスして情報を処理しているかを分析する方法。


アウトカム 結果(OUTCOMES)

達成すること、手に入れたい結果、熱望するゴール、望ましい状態。


アズ・イフ・フレーム(AS-IF-FRAME)

「もし、それが・・・出来たと(やったと)したら」と考える思考の枠組み。障害だと思い込み、自身を制限している思考を心の中で飛び越え、創造的な問題解決に意識を向かわせる枠組み。


アソシエイトとディソシエイト

ある状態に入り込み一体化すること。主観的な状態。物事の中に自分を置いて、その状態をありありと経験すること。アソシエイトを連合体験、ディソシエイトを分離体験と呼ぶこともある。これらの使い分けが出来る事で、NLPはその効果を最大化することができるため重要になる基本技能。


アップタイム(UPTIME)とダウンタイム(DOWNTIME)

意識が外部に向かっている状態をアップタイムとよび、逆に内側に向かっている状態をダウンタイムとよぶ。


アナログマーキング(ANALOGUE MARKING)

文章の中でフォントをかえたり、太文字したりしてキーワードを強調したり、プレゼンテーションであるフレーズを印象づけるために、声のトーン、大きさなどを使い分けること。催眠言語として使用されるケースも多い。


アンカー(ANCHOR)

特定の反応と紐づけられるあらゆる刺激。アンカーは身の回りに様々ある。そして、アンカーによって紐づけられる反応は意図的に設定できる。例として、「ガッツポーズをする→やる気が高まる」など。


アンカリング(ANCHORING)

特定の刺激(アンカー)と反応の条件付けを意図的に作り出し、いつでも望ましい心身の状態を創り出すことを可能にする方法。視覚的、聴覚的、体感覚的など、五感から入力される刺激と心身の反応から起こる。経験の強さ、タイミング、独自性、複製、回数の5つが行う際のポイントとなる。


意図(INTENTION)

目的や考えのこと。マインドに方向性を与え、目標へと続いていく道を進ませるもの。


インタイム(IN TIME)

タイムラインで考える過去・現在・未来の時間の流れの中に自分がいる状態。(逆:スルータイム)


エコロジーチェック(ECOLOGY)

多面的考察。個人として適切か?他者に対しても適切か?社会にも適切か?世界にも適切か?を問い調和を確認する。NLPでは全てのプロセスにおいて、エコロジーチェックは、あらゆるものとの調和を確保するために取り入れられている。


【 か 】


家族療法(FAMILY THERAPY)

ヴァージニア・サティアの家族を対象とした心理療法の総称。家族療法は、個人だけに焦点を当てるのではなく、その家族を対象にし、家族全体で望ましくないと考える事柄を話し合ったり、自己治癒力を高めながら家族自身や自らの力で問題解決していくことを援助するための心理療法。


感覚の鋭敏さ(SENSORY ACUITY)

外の世界や自分の内的感覚に敏感かつ繊細に気づくこと。世界から得る感覚的な情報をより細かく区別し理解する。


キャリブレーション(CALIBRATION)

客観的観察。直訳は「計測」。相手の反応を読み取る方法、観察の技能のこと。特に顔の表情や顔色、眼球の動作、まばたきの速度、姿勢や呼吸の変化など、非言語的で微細な身体反応や、微妙な変化を読み取ること。変化を読み取る際にそこに意味づけは行わない。例として「笑っている」ではなく「口角が上がり目じりが下がっている」


共感覚(SYNESTHESIA)

通常の感覚に加えて別の感覚が無意識にリンクし、引き起こされる現象のこと。文字や数字に色を感じる「色字」。音を聞くと色を感じる「色聴」などがある。


ゲシュタルト(GESTALT)

特定の種類の感情または記憶が、特定の主題に関連してリンクされたり、グループ化された集合体。


ゲシュタルト療法(GESTALT PSYCHOLOGIE)

ゲシュタルト療法では、人間の精神を、全体性や意味のある一つのまとまった構成として認識する。この全体性を持ったまとまりのある構造をドイツ語でゲシュタルトという。精神分析医フレデリック・パールズと心理学者ローラ・パールズによって創られた「今、ここ」での気づきを重視する実践的心理療法。


地図(MAP OF REALITY)

個人がどのように世界をその人の中で表象しているか。個人の世界モデル。神経学的フィルター、優位表象システム、価値観、信念、メタプログラムなどのフィルターを通じて形作られる、その人の内的表象からなる。


声の質(VOICE QUALITY)

コミュニケーションと人間関係の影響力として2番目の影響力があり、感情のコミュニケーションにおいては全体の38%を占めるということが知られている。感情やエネルギーを表現するツールでもある。


五感(SENSES)

外界を感知するための感覚機能のうち、視覚(Visual)、聴覚(Auditory)、触覚(Kinesthetic)、味覚(Gustatory)、嗅覚(Olfactory)の5種類のこと。


コンテキスト(CONTEXT)

特定の状況や枠組み、または文脈。コンテキストは人の認知や内部表象に影響を与える。


【 さ 】


サブモダリティ(SUB-MODALITY)

表象システム(モダリティー:VAKOG)の主要な感覚について、それを更に細分化した従属要素のこと。モダリティーの従属要素であることからサブモダリティーと呼ばれる。視覚であれば明るい/暗い、コントラスト強い/弱い、聴覚であればボリュームが大きい/小さい、位置や響き、身体感覚であれば重い/軽い、熱い/冷たい等の様々な要素がある。出来事に対するサブモダリティを変化させることで、それに対する自分の反応を変化させることが出来る。


削除(DELETION)

潜在意識にある言葉や内部表象の一部に、欠けた部分や割愛があること。


シックスステップリフレーミング

「止めたいのに、止められない」や「やりたいけのに出来ない」など、葛藤を含む問題解決に役立つ技法。6段階のステップを踏み、肯定的意図を探り、それを満たす別の方法を受け入れた場合の自分と、周囲への影響を確認しながら進める。


叙述語(PREDICATES)

5感に基づいた言葉。視覚的叙述語【見る】、聴覚的叙述語【聴く】、体感覚的叙述語【暖かい】など。


叙法助動詞(MODEL OPERATORS)

NLPのメタモデルやミルトンモデルの中で使われる言語ツール。叙法には、必要、可能、不可能、希望などを表すものがある。やる気を高めるために利用する叙法語で、例として「~できる」「~できない」「~しなくてはならない」等がある。


信念(BELIEFS)

意識的、無意識的を問わず「自分はこうだ!」と確信しているもの。世界に関して確信を抱き、抱いた確信に基づいて行動する。また、現実を理解し解釈する際に照らし合わせる基準にもなる。NLPには自らを制限する信念を変え、望ましい、力づけとなる信念に書き換える技法がいくつかある。


深部構造(DEEP STRUCTURE)

ある経験に関する完全な言語学的表出。チョムスキーによって設定された変形生成文法理論の基本概念の一つ。現実の発話の基底にあって文の意味を規定すると想定され、表層構造よりいっそう抽象的な構造。変形規則を適用することによって表層構造が導き出され、異形同義文や同形異義文の関係を説明するのに役立つ。


スイッシュ パターン(SWISH PATTERN)

好ましくない記憶を好ましいものに一気に変える技法。NLPでは基本的な内的変容技法の一つ。五感を通じたサブモダリティを一気に変化させることで「感情・記憶」を変容させる。


スライト・オブ・マウス(SLEIGHT OF MOUTH)

会話によって意味を変化させるリフレーミングパターン。会話の中で相手の信念や脳内マップに影響を与えるためのリフレーミング手法のこと。ロバート・ディルツが開発。手品のように巧みに、聞き手が気づかないうちに別の選択肢を提示し、そのパターには14種類がある。


スルータイム(THOROUGH TIME)

タイムラインで考える時間の認知形態。過去・現在・未来の時間の流れが自分の目の前にある状態、自分から分離し、俯瞰で観察している状態。


前提(PRESUPPOSITION)

ある物事が成立するために、前もって満たされてなければならない条件のこと。または当然のこととされる考えや仮定。


戦略(STRATEGY)

NLPでいう「戦略」とは、ある特定のアウトカムや行動を常に作り出す外的・内的経験の具体的な構図のことをいう。人が何かのタスクを達成するために、自分の思考や行動を順序付ける方法。


【 た 】


対照分析(CONTRASTIVE ANALYSIS)

二つの映像(内部表象)の相違点(サブモタリティ、姿勢など)を比較し、構造の違いを明らかにすること。


タイムライン(TIMELINE)

過去、現在、未来を一つのライン(時間軸)として自身のなかで映像化したもの。または、そのラインをアソシエイトまたはディソシエイトしながら活用する時間を使った技法。


ダウンタイム(DOWNTIME)⇔アップタイム(UPTIME)

内面や内部の五感の焦点をあわせること。内面に深く入り込むほど、外部からの刺激から意識が離れ、鈍感になる。いわゆるトランス状態。


知覚のフィルター(PERCEPTUAL POSITION)

外部からの情報を取り入れる際にはたらく心のフィルター。人の世界モデルを形作る独自の考え、経験、信念、言語、値観、メタプログラム、決意、記憶、言語。


知覚の第1ポジション(FIRST POSITION)

自分自身の視点で世界を体験するときの位置。実体験をする位置。


知覚の第2ポジション(SECOND POSITION)

相手の視点で世界を体験するときの位置。


知覚の第3ポジション(THIRD POSITION)

観察者の視点で世界を体験するときの位置。自分も相手も見える位置。(メタポジション)


チャンク(チャンクアップ&チャンクダウン)

語源は「塊(かたまり)」の意。様々な行動や考えの認知を変化させる技法。チャンクアップは、抽象度を高める。チャンクダウンは情報を細分化し、より具体化する。


ディソシエイト⇔アソシエイト

自らの主観的な状態(あるいは入り込んでいた他者の)状態から抜け出し、第3者の視点から観察できる客観的状態に離脱する、または離脱している状態のこと。(逆:アソシエイト)


等価の複合概念(COMPLEX EQUIVALENCE)

本来同じものではない2つのものごとが、同一だというように表現する。一つのことが、もう一つのことを意味するように表現すること。


例:彼が私にばかり注意するのは、私のことが嫌いだということだ 


注意をすること=嫌うと理解する言語学的特徴。


トランス(TRANCE)

外部からの情報に鈍感になり、内的意識に焦点が当たっている状態。意識の変容状態。催眠状態。(ダウンタイム)


T.O.T.Eモデル(T.O.T.E MODEL)

目標の達成に欠かせない行動基本構造がT.O.T.Eモデル 。 T.O.T.E.の各文字は、Test(テスト)- Operate(操作)- Test(テスト)- Exit(退出) を表す。目標を達成するまでに、さまざま行動を試し、検討し、改善を繰り返す。この一連の目標達成までの行動プロセスを具体的にモデル化したものがT.O.T.Eモデル。ジョージ・ミラーらが開発したフローチャートモデル。NLPは、これに代表システムを加えて更新した。


【 な 】


内容 コンテンツ(CONTENT)

ある出来事の具体的な詳細。「それがなんであるのか?」の答え。


内容のリフレーミング(CONTENT REFRAMING)

ある出来事に、別の意味を与えることができることを示唆する言語パターン。または、『これは他にどんな意味があるか?』と質問することで、別の部分に焦点をあてるように促し、出来事に別の意味を与えること。


二次利得(SECONDARY GAIN)

目の前の問題を取り除くことにより得られる利益よりも、問題そのもの、または問題を持ち続けることで得られる利益が大きいことをいう。隠された目的。人が変われない、変わろうとしない理由の一つ。


【 は 】


パート(PARTS)

心をプログラムの集合体としてとらえ、そのプログラムの一つひとつををパートと呼ぶ。各パートを1つの特徴を持つパートと定義し、擬人化することで自分自身の内部対話と自己理解を促し、望ましい変容や気付きを得ることができるようになる。


発火(トリガー)

特定の心身の状態を引き出すためのきっかけとなる、特定の行動や情報(匂い・色・音楽など五感情報)


非言語(NON-VERBAL)

声のトーンや仕草、表情、まばたきなどの言葉以外のこと。


言葉以外の声にならない声も表現されるのが非言語である。


必須多様性(REQUISITE VARIETY)

複雑な環境に対応できるシステムは、それと同じだけ複雑なシステムである。人間も世界を構成するシステムの一部であり、多様性のみが、多様性を打ち破ることができるということ。複雑な世界に対応するにはより柔軟な態度で対応しなければならない。したがって我々は常に柔軟な思考や行動が求められるということ。必須多様の法則。


表象システム(REPRESENTATIONAL SYSTEMS)

五つの感覚。視覚、聴覚、触覚(感じる)嗅覚、味覚。NLPでは触覚、嗅覚、味覚を一つにまとめて体感覚と呼ぶ。


不特定動詞(UNSPECIFIED VERBS)

具体的な詳細を省略した動詞。NLPのメタモデルではこの省略された具体的な動詞情報を聞き出す。


不特定名詞(UNSPECIFIED NOUNS)

人や事柄を具体的に特定しない名詞。あいまいな名詞を指す「あれ!」など。NLPのメタモデルではこの省略された名詞の情報を聞き出す。


普遍的数量詞(Universal QUANTIFIERS)

メタモデルにおける言語学的用語で、物事を「普遍性」(どれも、すべて、けっして~ない、まったく~ない等)でコード化する言葉を指す。NLPのメタモデルではこの省略された情報の詳細を聞き出す。


ペーシング(PACING)

ミラーリングとマッチングの総称。相手のある面に合わせることにより素早くラポールをつくるための方法。言語・非言語多岐にわたってペーシングできることは多数にあり、主なものとして、フィジオロジー(姿勢、ジェスチャー、表情、まばたきの速度、呼吸)、声(トーン、テンポ、声色、ボリューム)、言葉(叙述語、キーワード、情報のチャンクサイズ)などがある。


【 ま 】


マッチング(MATCHING)

相手の行動や言葉などを取り入れて合わせることにより、ラポールを促進すること。


マッピングアクロス(MAPPING ACROSS)

ある内部表象のサブモダリティを他の内部表象のサブモダリティに入れ替え、問題の状態からリソースフルな状態に移すこと。マッピングアクロスのプロセスには対象分析が含まれる。


ミルトン・モデル(MILTON-MODEL)

20世紀最大の催眠療法家と呼ばれたミルトン・エリクソンがクライアントに対して、使用していた巧みな言葉遣いを体系化したもの。


無意識(UNCONSCIOUS)

意識的に気づいていない全てのこと。無意識には6つの役割がある。1.記憶を貯蔵する。2.全ての記憶を整理する。3.未解決でネガティブな感情を伴う記憶を抑え込む。4.解決するために抑え込んでいた記憶を表面化させる。5.身体を整理する。6.身体を保持する。


メタ(META)

ギリシア語に由来する『根底に流れる考え』『越えた』という意味。


メタ・プログラム(META-PROGRAMS)

物事に注意を向けた時に使う無意識の心の知覚フィルター。人格の強力な決定要素。外界からの様々な刺激を整理し、それらに注意を払う心的・知覚的プログラム。自分自身の戦略や物事の判断基準にもなる。


メタファー(METAPHOR)

あらゆる表現のなかで使われる「たとえ」の技法のこと。違う話をしているようでも無意識的に働きかけ、必要な情報を自然に相手の無意識に届ける話法。ミルトン・モデル。隠喩、お話、寓話、格言など。


メタポジション(META-POSITION)

超えた立場。位置。第三者や観察者としての立場。当事者の気持ちから離れ、分離された状態からの観察。NLPではメタポジションを取り入れたワークが数多くある。


メタモデル(META MODEL)

NLPで最初に開発されたスキル。人がその人の世界モデルの中で経験をどのように削除・歪曲・一般化しているのかを、その人が話したり、書き記した内容から判断できる言語ツール。深層構造を引き出すのに有効。チャンクダウンのツール。もともとはバージニア・サティアが開発した。


モデリング(MODELLING)

卓越した行動をとる人々のビリーフとバリュー、ストラテジー、フィジオロジーを特定し、それを自分にインストールすることで、同じように行動すること。NLPの前提「誰かが出来ることは自分にも出来る」


【 や 】


優位表象システム

その人が自然と最も好んで優先的に使う表象システム。習慣的に使われている内部感覚。叙述語とフィジオロジーから見つけ出す。同じ人でも、優先システムは変化することもある。


【 ら 】


ラポール(RAPPORT)

人間関係における信頼、調和、協調性の確立。臨床心理学用語ではクライアントが抵抗を感じることなく、安心して自由に振舞えるような関係性が作り出されていることを表す。橋を架けるという意味のフランス語であるという説もあるが、辞書を引いてもそのような意味はない。


リーディング(LEADING)

ラポールを保ちながら、ペーシングによって相手に寄り添い、信頼関係を構築できたときに、相手を望ましい方向に誘導すること。ペーシングとリーディングはNLPの重要な部分である。


リード表象システム(LEAD SYSTEM)

内部に保管された情報にアクセスするとき、その人が最初に使うシステム。アイ・パターンから見つけ出すことができる。


リソース(RESOURCES)

望ましい結果やゴールを達成するのに役立つ全ての資源(状態、考え、戦略、経験、人、事象、情報、所有物など)。


リソースフルな状態(RESOURCEFUL STATE)

人がリソースに満ちたように感じる時の、全体的な神経学、生理的な状態。人がリソースフルな状態でいるとき、「自分には能力ある」「自分にはできる」という思考や感情を持っている状態になる。


リフレーミング(REFRAMING)

ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事や人の行動を枠組みをはずして、違う枠組みで見ることを指す。元々は家族療法の用語。


【 わ 】


歪曲(DISTORTION)

自分の知覚と記憶された経験を操作する、人間の普遍的なモデリング過程。あることを、神経学的あるいは言語学的に不正確に表現するモデリングのプロセス。NLPのメタモデルの質問により歪曲された情報を引き出すことができる。また歪曲はメタファーとしてリソースを提供する。


枠組 フレーム(FRAME)

あることを知覚するときの状況、範囲、環境、メタ・レベル、方法など。


  • Instagram
  • Twitter
bottom of page