問題に突き当たり、視野が狭くなって身動きが取れなくなったとき、ものごとのとらえ方をえて、頭を切り替える方法があったら良いと思いませんか? 行き詰った状況をパーっと切り開く、発想の転換方法があるなら知りたいですよね。 その方法とは何なのか? それは、”チャンクサイズ”と呼ばれるものの捉え方を変えるNLPのスキルです。
|チャンクサイズとは
NLPでは、何かの情報であったり、
対象となるものの”まとまり”のことをチャンクと呼びます。
そのまとまりの”大きさ”をチャンク・サイズと言います。
│チャンクアップ・チャンクダウン
対象となるものを大きく見ようとすることを、
チャンク・アップ、反対に小さく見ようとすることをチャンク・ダウンと呼びます。。 次の画像をご覧ください。
これらを一つの「かたまり」として捉えると、その「かたまり」を何と呼ぶでしょうか? そう、「乗り物」ですね。
これがチャンクアップです。
では画像に描かれたものを分解して小さく見るとどうなりますか?
タイヤ、ねじ、ガラス、エンジン、プラグ…。 これがチャンクダウンです。 チャンクアップするときのコツは「これらは何のたとえ何だろう?」と考えたり、「これらは何のためにあるのだろう?」と考えてみたりすることです。 チャックダウンするときのコツは「具体的には?」と考えたり、「これらはどのようなもので作り出されているのだろう?」と考えるてみたりすることです。
│チャンクの大きさを変えて行き詰まりから抜け出す
問題に突き当たり、視野が狭くなって身動きが取れなくなっている時には、小さなまとまりにしか意識が向かず、その状況から抜け出せなくて焦ってしまうこともありますよね。
そんな時にはチャンクアップして、問題を大きくとらえなおしてみると、今まで気が付かなかった、新しい発想が生まれたり、閃いたりして、行き詰まりを解消することにつながるわけです。
モノの見方、とらえ方を変えるということは、それだけ視野を広げることに通じます。
チャンクサイズを変えることは、人間関係においても有効です。
人とのコミュニケーションの場でも、相手が細かい人なのか、大雑把な人なのか、ある程度わかっていれば、話しの焦点を合わせやすくなります。
まずは、相手の言動や行動から、チャンクの大きさを推察してみると良いですね。
推察し、そこに合わせる。
必要ならば「それって何のために?」と投げかけて、
相手のチャンクサイズをアップさせる。
│まとめ
いかがでしたでしょうか。
チャンク・サイズとは何かを理解できたでしょうか。
モノの見方は様々で、全体像を把握しようとすれば、細かい所を見落としてしまうし、細かいところばかりに目が行き過ぎると、全体像を見失います。
どちらが良くて、どちらが悪いということではなく、行き詰まってる時には視点を変えてみることが、そこから抜け出すきっかけになります。
ものごとのとらえ方が、大きすぎないか、小さすぎないか。
チャンク・サイズをコントロールすることで、状況を打開するきっかけとなります。
または、直面した問題が、実は大した問題ではなかったことに気付かされることもあります。
コミュニケーションにも効果的なので、是非試して見てください。
行き詰ったら…。
チャンクアップ!!!