PREPとは
PREPは、ブログやTwitterなどのSNS、セミナーコンテンツの構成で活用される「結論を述べるところからスタートする」テンプレートです。YouTubeなどでビジネス系インフルエンサーの方も、自身で活用しているテンプレートとして解説されていますね。
PREPの具体的な文章構成の流れは以下のように展開します。
Point(結論)
Reason(理由)
Examle(例)
Point(結論)
PREPの特徴はストレスなく伝えやすいこと
PREPの最大の特徴は「相手にストレスを与えることなく伝えやすい」ということです。 結論ありきのテンプレートなので、相手は着地点を提示された状態で情報を受け取ります。
仕事で使われる「報・連・相」にありがちなのが、理由や過程から話を始めてしまうパターン。これは受け手からすると、いつ終わるのかわからない話を聞かされているようで、疲労感を感じやすくなります。
PREP法には、ゴールを最初に伝えてしまうことでストレスなく情報を伝える効果があるのです。
PREP法を利用した例文
では、「読書は最高の自己投資である」をテーマに例文を作ってみます。
Point(結論):読書は最高にコスパの高い自己投資である
Reason(理由):著者の経験や知識をわずかなお金でインプットできるから
Examle(例):「嫌われる勇気」「人を動かす」「経営戦略」などの書籍
Point(結論):自己成長や成功を望むなら読書は最高の助けになる
以上の構成を文章にすると、たとえば以下のような内容になります。
--------------- (Point)私は、本を読むという事は、最高の自己投資だと考えています。
(Reason)本は、著者が長い時間をかけて手に入れた知識や経験やノウハウの宝庫です。
それらを、人生・仕事・人間関係など、あらゆるジャンルにおいて、手に入れることが出来るのが読書です。
(Example)「嫌われる勇気」を読んでアドラー心理学について学び、D・カーネギーの「人を動かす」で人間関係の原則を知り、経営戦略の基本をビジネス書を通じて理解する。もし、自分の経験だけでこれらのことを学ぼうとしたら、いったいどれだけの時間とお金がかかることでしょうか。
(Point)わずか数千円のお金で成功者や偉人や有識者たちの知見を学ぶことが出来る読書は、自己の成長や望む成功を手に入れるための最高にコストパフォーマンスに優れた自己投資という事が出来るでしょう。
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以上はあくまで一例ですが、最初に結論を提示することで着地点が明らかになるのが分かると思います。
ビジネスシーンやWEB記事の原稿におすすめ
PREP法の使用がおすすめなのは「人に何かを説明するタイプのWEB記事」や「ビジネスシーンで作成する文章」です。
業務で使用する文章は分かりやすく効率的に理解できることが求められます。
また、WEB記事の読者については、「分かりにくい」「疲れる」と感じさせてしまうと、すぐにメディアから離脱してしまうからですね。
効率が重視される場面では、最初に結論を述べてしまうことで、読者側が「読む準備」を整えてくれます。あとに続く文章もスムーズに入っていくのでPREP法がおすすめです。