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  • 執筆者の写真めがねぱぱ

S.C.O.R.E.モデル こんがらがった問題を紐解き解決に向かわせる 

NLPは様々な分野で利用されています。

特に使われているのはコーチングです。

コーチングのごく基本的な構造をばっくりいうと、次のようになります。

1.現在の問題点を明らかにする

2.理想の状況を明確にする。

3.理想の状況に至る道筋を考える。

問題を抱えて困っているとき、その問題については「あれが問題だ」「ここがいけてない」と細かく話せるものです。

しかし、その原因や解決のために必要なこと、どうなっていたいのかという理想の状態について考え始めると、固まってしまい、いわゆる「はまってしまった」状態に陥り、前に進めなくなってしまいます。

そんなとき、コーチングでも使われる、思考停止状態から行動可能状態への変化を促すNLPのスキルがS.C.O.R.E.モデルです。

S.C.O.R.E.モデルとは


S.C.O.R.E.モデルとは、NLPテクニックを使って、複雑に絡まった問題を解決に向かわせるテクニックです。

流れとしては問題を5つの観点からみて整理します。 

SCOREという名前は、次の5つの観点の頭文字をとっています。

S:Symptom(現状)

C:Cause(原因)

O:Outcome(アウトカム/目標)

R:Resource(リソース)

E:Effect(結果・影響)

NLPのS.C.O.R.E.モデルは、それぞれの観点を場所を決めて、動きながら、5つの質問に回答していきます。

それぞれの質問を付箋やメモ用紙に書いて床に置いておくとやりやすいと思います。


5つの質問とは


(1)S:現状 →問題は何ですか? (2)C:原因 →何がこの問題の引き金になったのでしょうか? (3)O:アウトカム/目標 →なにがゴール、もしくは理想の状態なのでしょうか。 (4)R:リソース →問題を解決して理想の状態をもたらすもの、アウトカムにたどり着く手段になるものは、なんでしょうか、具体的に答えてください。

(5)「Effect」:結果 →アウトカムを達成すると、どうなっていますか?(環境や自分の反応)

場所を移動しながら質問に答える


5つの質問に答えていきながら、場所を移動します。 それぞれの場所に移動することによって、 異なる視点から検討している自分を感じると思います。

ワークの終了は「解決フィールド」で終わらせましょう。


問題フィールド、特にC(原因)で終わらせないように注意してください。

S.C.O.R.E.モデルは、以上のような使い方ができるテクニックです。


セルフコーチングにも、クライアントさんにも使えるメソッドです。

問題に突き当たり、問題が絡まって身動きが取れなくなったとき、試してみてはいかがでしょうか。



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