サブモダリティチェンジ 好ましくない過去の体験・苦手なもの・人の印象を変化させる
- めがねぱぱ
- 2020年12月4日
- 読了時間: 4分
更新日:2022年2月13日
苦手なものやひとについて、あなたが持っている印象をすぐに変化させて克服出来たら良いと思いませんか?
大好きなチョコレートを間食してしまって、ダイエットがうまくいかない。
特定の人と会うと緊張してしまってうまく話が出来ない。
こんなことを、簡単に改善できるのだとしたらその方法を知りたいですよね。
私たちは、見る・聞く・触る・味わう・嗅ぐ、という五感を通じて外界の情報を取り入れ認識しています。
NLPでは、認識した情報を構成する要素をサブモダリティと呼びます。
サブモダリティを変化させることで、ものごとへの認識や、過去の体験への認識を変化させることが出来るようになります。
■サブモダリティとは?
人が世界を体感する表象システム(VAK)をさらに細かな要素にしたもの。
ちょっとわかりにくいですね。
では、雪を見たことがない南国の子供に雪について説明してみてください。
どんなふうに説明しますか?

・白くって
・冷たくて
・フワフワしていて
・小さい
・空から舞い落ちてくる
‥‥。
こんな風に説明するのなら、これがあなたの雪のサブモダリティです。
一般に五感をモダリティ、それらを細かく分解した要素をサブモダリティと呼びます。
何か楽しかった思い出や、とても嬉しい気持ちになった記憶を思い出してみてください。
例えば、子供のころに飼っていた大好きな犬とか、自分の子供の笑顔とか、旅行の思い出など何でも構いません。
すると、そのときに聞いた音や、目にした映像、その明るさや感じた温かさなど、さまざまな要素の記憶とともに思い出されてくるでしょう。
私たちの記憶は、こうした要素とセットになって脳にプログラミングされています。
そして、記憶とセットになった構成要素を変化させることによって、過去の体験や苦手なものへの印象を変化させることが出来るようになります。
■ 視覚(V)、聴覚(A)、体感覚(K)のサブモダリティ
視覚(V)のサブモダリティ
・モノクロ/カラー
・近い/遠い
・明るい/暗い
・見える場所
・映像の大きさ
・ピントがあっている/ピントがぼけている
・枠入りの映像/パノラマの映像
・動画/静止画
・立体的/平面的
など。。。
聴覚(A)のサブモダリティ
・音の大きさ
・聞こえる方向
・(聞こえる音は)内部から?/外部から?
・リズム
・音の長さ
など。。。
体感覚(K)のサブモダリティ
・感じる場所
・大きさ
・形
・強さ
・一定しているか?
・重さ
など。。。
■ 苦手なものへの印象を変化させる
あくまで仮の話ですが、「上司の前に出ると緊張してうまく話せない」とします。

このような場合、上司の顔を思い浮かべ、そのサブモダリティを変化させることで、自分自身の反応に変化を起こすことが出来るようになります。
【1】
上司の顔を思い浮かべる
【2】
浮かんだ映像のサブモダリティをVAKで確認する
【3】
一度、深呼吸、手足を振るなどしてブレークステートする
【4】
もう一度上司の顔を思い浮かべる
【5】
2で確認したサブモダリティを変化させ、どのサブモダリティを変化させると良い印象に変わるかチェックする。
【6】
再び、深呼吸、手足を振るなどしてブレークステートする
【7】
もう一度上司の顔を思い浮かべる
【8】
5で良い印象に変わった項目だけを全て一気に変化させる
これだけです。
苦手な人をイメージして、その大きさを手のひらに乗るくらいに小さくして、声もアニメの女の子のように高く変え、すごーく遠くに映像を離してみる、なんて感じです。
たったこれだけです。
私も本当に苦手な上司がいたのですが、この方法で、その人の前で話しても緊張することなく話せるようになり、仕事でも大きなチャンスをつかんだ経験があります。
本格的にこのワークを行うには、専門のスクリプトやコツが必要ですが、仲間同士でやってみると面白い変化を感じることが出来ますよ。
このワークの応用として、過去のトラウマを解消したり、悪習慣を改善したりする方法もあります。
NLPにはすぐ使えて、人生の柔軟性を高めてくれる様々なワークがあるのです。