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執筆者の写真めがねぱぱ

対話と会話と雑談

今年になってからclubhouseという音声SNSがお気に入りです。


ラジオを聞く感覚で興味のあるテーマの部屋で行われる会話を聞く。自分自身がスピーカーとなって見知らぬ人たちとのコミュニケーションをを楽む。自分の専門分野をテーマにした部屋を開いて訪れた方々と対話を楽しむ。音声だけでの参加、出入り自由、アーカイブを残さない気楽さが気に入っています。


さて、そのclubhouseの中で「対話」をテーマにしたお部屋がいくつかあり、そこに出入りしているうちに「そもそも対話って何だろうか」という疑問が沸きあがってきました。


私たちが、仕事でも恋愛でも友人関係でも、人と話するという意味で使う言葉、「対話」、「会話」、「雑談」。

日常なにげなく使うこれらの言葉。実際にはどのように違うのでしょうか?

どれも人と話すという意味で使われる言葉です。

今回は、対話、会話、雑談を比較してその違いについて考え、整理してみましょう。



【対話】

自由な雰囲気と真剣な話の内容

関係が冷めてしまい距離を感じる恋人同士が、関係を改善しようと話し合うのは対話です。

お互いの信頼関係を前提に、自分の中の感情・思考・行動を相手に伝え、相手の思考を受け、相互理解を育む思考の交流。


そう、お互いを尊重し、信頼関係を前提に行われる相互理解のためのコミュニケーションを「対話」と考えてよさそうです。

【会話】

自由な雰囲気と気楽な話の内容

天気や趣味の話をするのは会話です。

情報を交換するコミュニケーションスタイルで、お互いの信頼関係のあるなしは影響しません。


そう、主に情報交換を目的とした意思疎通のコミュニケーションを「会話」と考えてよさそうです。

【雑談】

自由な雰囲気とどうでも良い話の内容

居酒屋で仕事の不満や同僚の悪口を言っているのは雑談ですね(笑)

信頼関係はおろか、相手が話を聞いているかどうかも大きな問題にはなりません。情報を交換するどころか自分が話したい内容をそれぞれが勝手に話している状態が「雑談」ですね。

対話とNLP


ちょっと固く説明すると、対話とは、自分と相手の価値観が異なることを前提に、お互いにその違いに注目しながら、双方がある程度納得出来る新しい視点を生み出す創造的コミュニケーションということです。

穏やかな雰囲気の中で、お互いの価値観の違いについて真剣に話し合うことが対話です。

ラポールを築き、お互いが異なる世界観を持っているということを前提に、相手の世界観を尊重することが必要です。

そう考えると、NLPは対話に必要なものを網羅しているコミュニケーション技法(ワーク)なのだと気付かされます。


ただし、技法は道具に過ぎません。

優れた道具もその使い手次第によっては凡庸なノウハウとなってしまいます。


あり方。

相手を想い、尊重し、相手の視線で出来事を見る。


「ワークはプラセボ。目の前の相手をよく観察し、相手を想い、その人の立場になって最善のカードを切りなさい」私がメンターと仰ぐ一人であるNLPの世界権威、ロバート・ディルツ先生の言葉を思い出しました。


対話は円滑な人間関係を作り出したり、人が成長していくためにとても大切なコミュニケーションの方法です。

あの人との関係で今必要なのは「対話」か?「会話」か?「雑談か」???

意識してみたいと思います。

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