【 NLPの前提 14】
相手の反応が、
あなたのコミュニケーションの成果である
自分のコミュニケーションの成果は相手の
反応として現れる、と考えます。
自分の伝えたいことが、相手にうまく伝わ
らないとき、あなたはどう考えますか?
「こんなことが分からないなんて、なんて頭
が悪いんだろう!」と相手の評価を下げる
でしょうか?
それとも、「伝え方が悪かったかな?
どうしたら理解してもらえるだろうか?」と
自分を振り返り考えるでしょうか?
NLPの立場は後者の考え方を
とるわけですね。
相手の能力による理解不足が伝わらない
原因だ!という意見もあると思います。
そういう側面もあるかもしれません。
では、赤ちゃんとのコミュニケーションを
考えてみましょう。
泣き止まない赤ちゃんに「よしよし、
いい子だから泣かないでね~」といくら
あやしても、なかなか赤ちゃんは泣き
止みません。
「泣くなって言ってんだろ!!」と怒っても
なんの成果も得られないということは
わかりますね。
その時、私たちはどうするでしょうか?
「おなかがすいたのかな?」
「どこか痛いのかな?」
「なにか欲しいのかな?」
そうです、赤ちゃんのことを理解しようと、
表情を観察したり、熱を測ったり、
おもちゃを見せたりしながら、赤ちゃんを
泣き止ませる方法を考えますよね。
コミュニケーションは「相手の反応」にこそ
意味があります。
期待している反応が得られなかった場合、
その責任を相手に求めるのでなく、相手の
世界観を尊重しながら、自分の言葉や
態度を変えることが大切だと考えます。
コミュニケーションに自ら責任を持ち、
相手を尊重しながら、自分自身を変えて
いくことで、意図する結果を手に入れる。
相手の反応が、
あなたのコミュニケーションの成果である
このことを、私はこのように理解しています。